いつもの事だがタバコがやたらと出てくる。(多分本物では無く、舞台で使われるタバコもどきの何かだと思う)
座った女性陣の頭に男性達が水を注ぎ、流れる水に女性達がタバコの煙を吹きかける、という場面が前半と後半に出てくる。6組くらいだったかなあ?今どき複数の人間が一斉にタバコを吸っている様子って、喫煙コーナーでしか見ないし、TVで喫煙シーンやらなくなってるから昔と大きく違う印象。
で、当然舞台は水浸しになる。そこで一流ホテルのバスタオルみたいな白いタオルを惜しげも無く大量に使う。
これまた昨今のホテルでは、バスタオルなどの再利用を利用客に求めていてる傾向なので、いくら舞台とは言え、なんか今みるとあらら〜って思っちゃう。
前半では壁になっているセットが、休憩前にせり出して来るのだけれど、その角度が初日はきつくて、セット上の坂がきつくてやりにくそうに見えた。
このオペラハウスでの上演だと、理想的な角度には出来ないのかも知れないけれど、2日目はかなり改善されていた様に思う。
キャスト表
<昔から好きな場面♪>
セット上でフェルナンドさんがくつろいでいる(手を頭の後ろで組んだりして)と、女性がやってくる。フェルナンドさん、「あ、どうぞどうぞ!」と場所を明け渡しながら今居た所をパパッと拭く(草なんだけどね)。をセット上のあちらこちらで4〜5回繰り返す。ってのがあるんだけれど、そのテンポが早すぎて「ああちょっと早〜い!」って思っちゃった。前から彼がやってたんだけどね。
相変わらずRainer Behr氏が上手い!!後半ソロで踊り終わって、セットに一瞬で飛び乗って去って行くところ(あったあった!見たら思い出した!)が1〜2秒かかっていて、おう、流石の彼も少し加齢が?と思ったけどこれも2日目は改善されていた。→しかし前回って17年前じゃん。凄いわ。彼幾つ??
初日はちょっと物足りなさを感じたドミニク・メルシーのパート(を踊る若者、名前分からず)2日目は見違える様に素晴らしかった。新キャストでヴッパタールで踊るのは初めてだったろうからきっと緊張していたんじゃないかかな?
とにかく、初日だって充分良かったんだけど、2日目の出来を観てしまうと、あれは公開ゲネだったのか?と思う程。回数重ねてもっと良くなるんだろうなあ、と思いつつ、二日間の懐かしく恋しい『緑の大地』との逢瀬は無事終了。
初めにも書いたけれど、2009年にピナが亡くなってしまい、もうヴッパタールに来る事は無いかも知れない、と思っていたのに
あっさり来てしまい、快適な新ホテルも出来てたりして、また来ちゃうのかな・・・・。でも何かヴッパタールでの観劇って格別の空しさがあって切ないんだえ・・・・。
<Opernhaus Wuppertalメモ>
- たぶんロビー会場は開演の一時間前、プログラムやポスターなどの売店あり、品数は少なめだった。
- 客席開場は開演の15分前
- 他人が自分の座席を横切る時は立たないとムリ、なので荷物も邪魔。
- 二階バーの食べ物はプレッツェルのみ
- クローク小銭必要、確か1.5euro
- 化粧室はロビー端の鏡の壁のドア向こう。一階はかみて側に女性。
- ドイツ鉄道駅からは2〜3分。
- モノレール駅からは5分。
- 撮影は常に禁止かも。上記終演後の写真はどさくさ紛れ。